玄関あけたら、女神が立っていた。
正確に言うと、年度始まり特有の残業をちゃっちゃとすませ、夜10時まで開いている近所のスーパーで買ってきた半額セールの惣菜を取りあえず台所のテーブルの上に置き。電気ポットでお湯を沸かす支度をした後、洗濯物を
取り込むべくベランダへ続くガラス窓を開けたら。女神が立っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-08 06:00:00
4703文字
会話率:48%
物音が立たないようゆっくっりと窓を開けた
「どう?」美柑が聞いてきた
「駄目だ、少しだけ雨が降っている」
美柑は肩をすくめた。「天気予報通りね」
明日は、少年サッカー全国大会で、兄の翔太郎は最優勝候補の正GKで、
重要な試合の前日には美柑よ
サッカーをすると決まっている。
これはコンディション調整や練習でもなく
勝つためのおまじないに近いものである。
これを欠かしては勝てないような気がしていつもやっている。
「どうすんの?」美柑が聞いてきた。
「俺は行くよ、明日は最後の全国だし負けたら困るからな。美柑は嫌なら来なくていいよ。」
「行くに決まってんじゃん」美柑は笑った。
「よし行くか」翔太郎は親にばれないように勉強机から靴と球を取り出し
美柑を背中に乗せ二階の窓から飛び降りた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-18 22:00:00
202文字
会話率:0%
初夏のある夜、春日井誠は風を求めて窓を開けた。
誠の目に二本の青い光が夜空に糸を引く光景が映し出される。流星群? と思いきや何かがおかしい。二本の青い燐光が消えた後、インターホンが鳴り、山田運送と名乗った付かれ切った声が聞こえ、誠は玄関に向
かう。受け取りのサインをしようとドアを開けた誠にもたれ掛かかる様に赤い服装の人物が倒れ込んで来た。
その人物は……。なんと本物ものサンタクロースの女の子だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-25 21:46:58
27886文字
会話率:41%
暗闇の中に僕は一人たたずんでいる。この空間には僕一人しかいなくて、誰の侵入も許さなくて、僕一人の空間。何もかもが嫌になり閉じこもったからの中。そしてある日、僕は窓を開けた。
最終更新:2008-06-10 01:16:19
757文字
会話率:0%