私には仲の良い幼なじみがいる。無愛想でときどき意地悪だけど、本当はとても優しい人だ。最近、彼は会うたびに私に噛みついてくるようになった。私を見つめる目付きも、いつもとどこか違っていて、戸惑うことが多くなり……
最終更新:2017-12-02 01:17:06
197333文字
会話率:47%
認知症を患い、介護施設で生活する友蔵。ある日の夜彼に異変が起こった。「幽体離脱」かつての自分と、はかけ離れた姿を目にした彼は驚き戸惑う。
友達との会話の中から生まれたアイデアを書いた実験的作品です。認知症患者の霊魂はやはり認知症なので
しょうか?それとも……
3話完結。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-10 00:48:47
6494文字
会話率:14%
サークル・シエスタ第五回短編課題『愛』
私は夜汽車に乗った。貧しさから逃れるために。
私は夜汽車に乗った。亭主の暴力から逃れるために。
私は夜汽車に乗った。我が子を護りぬくために。
窓ガラスのむこうに女がいる。
笑わぬ女は語
りかけてこない。目を合わそうともしない。
ただ黙って私を見つめるだけ。
もの言わぬ女に語りかけ、また一歩、足を踏み出そうと私は決めた。
私が意思を甦らせたことを知った女は、曙光へ導くように朧になって消えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 09:26:34
4768文字
会話率:0%
朝、起き上がると、ガサゴソと鳴る上半身。
起き上がってみれば、全身に張り付いているメモ。
……うーん、なんだろこれ。
降水確率100%だの……お前は不器用だの……知ったこっちゃない!
そんな私を見つめる男の、その微笑みが、妙
にむず痒くって……私は彼の顔にホースの先を向けます。ばしゃっ。
これは、声なし、記憶なし、器量なしの女の子の、ある一日のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-27 21:00:00
8418文字
会話率:14%
いつも同じ場所で、私を見つめる男性がいる。
キーワード:
最終更新:2015-01-18 21:03:55
2209文字
会話率:10%