おばあちゃんがきらい。いつも「女というものはね――」とがみがみ言ってくるから。私には友達がいて、みんなで一緒に笑って、一緒に泣いているだけなのに、そのことにも口を出してくる。友達が笑っているときに笑って、友達が泣いているときに泣くことがお
かしいのかな。おかしくないはずだよ。そう言いたいけど言えないまま小学校六年生になった。――――――祖母と孫のすれちがい。それは、愛があるから起こるもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-30 23:51:08
2641文字
会話率:15%
母親を亡くした少女は祖母に連れられて長い旅路を行く。
――おばあちゃん、あれ。
少女は指を差す。山の向こうに巨大な竜巻。
竜巻は人を攫っていくという……。
最終更新:2016-06-13 21:35:27
805文字
会話率:23%
大好きな祖父を病で失った中3のかなは、一人になった祖母のご機嫌伺いに行く。祖父の仏壇に、赤い千代紙の筒を見つけるかな。それは、在りし日の祖父との思い出の万華鏡だった・・・。
最終更新:2015-05-24 23:43:29
6797文字
会話率:39%
若輩者の女性士官に与えられた任務は“最終秘密兵器”を戦闘が膠着している北東国境へ運ぶことだった。しかしその“兵器”とは、いつも編み物を手離さない、小柄なお婆ちゃんだった…。
モンティバル王国陸軍中尉リュテカは、荷馬車で旅する祖母と孫とし
て、お婆ちゃんとともに北東の要塞へと出発する。中途、要塞への補給物資を運搬する小部隊と合流し、一安心…。
だが、これが物語である以上、当然すんなりといく訳がない。
二人の、そして小隊の後を追う怪しい男女。頼りないリュテカをフォローすべく派遣される元上官(♂)。さらには小隊の中にも不穏な空気の漂う中、一人飄々としている婆ちゃん。彼らに翻弄されるリュテカ率いる(?)小隊の行く手を阻む数々の苦難。リュテカは任務を果たすことが出来るのか。怪しい男女の目的とは?そして婆ちゃんが“最終兵器”である理由とは…。今、手に汗握る波乱万丈の冒険物語が幕を開ける…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-16 00:19:52
133529文字
会話率:50%
一族の娘の元へ月に一度来る通称「お客さん」。幽霊だったり妖怪だったり来る人種(?)は様々だったが、一族の次期当主と見込まれている真砂の場合は実の孫(予定)で!? 「祖母ちゃん、まだ若いんだから祖父ちゃんだけじゃなくたくさん恋人作りなよ」「…
………生まれなくなったらどうする」 16歳にして孫(予定)を持ってしまった主人公が送るほんのり祖母生活(な予定)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-16 00:00:00
58045文字
会話率:25%