16歳の夏、双子の姉は死んだ。
「一緒に来る?」姉が言った最期の言葉だ。
自殺だった。ひとがひとり、死んだ。
それでも僕には次の日が来た。
姉は病気だった。
心の病気だった。
傷ついた手首を見ても、あの頃の僕は何も感じなかった。
姉が髪の毛
を抜き始める。
姉の髪の毛がなくなった。
丸坊主になった姉を見て母親が涙を流す。
それでも僕は、何も感じることは無かった。
姉が嫌いだった。
姉も、僕のことが嫌いだった。
一年たった今、僕は姉と同じ病気にかかっている。
この病気は姉からの贈り物だ。
あの頃、姉がどれほど苦しかったか今ならわかる気がしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-15 10:19:41
259文字
会話率:0%
幼い頃に自分で作り上げた、想像の逃げ場。心の病気と共に生きる日々!母親になるための努力を綴った話しです。
最終更新:2015-09-26 04:00:20
3543文字
会話率:0%
二人の少女の夏の物語。
※この物語はフィクションです。
最終更新:2015-08-17 18:00:00
25694文字
会話率:31%
やめさせ屋って正式な職業があるのか、私は知らない。
そんな仕事をしていると、心が病むよって言いたいだけです。
最終更新:2015-05-04 13:29:49
749文字
会話率:6%
正月、友達のありがたさを知ったあたし。
最終更新:2015-01-02 07:05:15
402文字
会話率:10%
心を病んだ青年が入院中に起こした小さな変化
最終更新:2014-10-08 07:23:41
4587文字
会話率:66%
私と娘の心の病気の話
最終更新:2014-06-24 02:34:39
249文字
会話率:42%
妻の佐藤のゆりは、夫からフェロモンが発している気がし、夫に再び、恋をした。
最終更新:2014-02-01 23:13:45
811文字
会話率:12%
※FC2内4uというサイトとBerry's cafeというサイトで連載していたものを、加筆修正しております。
妹の死以降、親に愛されることなく生きていた主人公マナ。
ある日母親が家を出ていき、一人にされます。
新しい父親伊東一馬と出会います
が、その父親と関わるなと言い続ける母親。
自らの命を絶とうとした時、初めて会う兄ナオトに止められます。
転校をし、受験も許され、新生活が始まります。
兄の恋人心(こころ)との出会いもあり、充実した毎日を過ごします。
仕事の帰り道に待っていたものは、母親との再会。
自分を愛せない理由を語る母親に暴力を受け、死を感じた主人公を救ったのは、ナオトの友人凌平。
母親を気にしつつも、学校に通い続けるマナ。
ある夜、母親がマナを連れ去ります。
とある店に連れて行かれたマナを、凌平が連れ戻します。
作文の発表者に選ばれてしまうマナ。作文は、母親へ向けた思いで溢れていました。
ナオトが法事に行くとわかった時、ナオトに頼み、法事に付いていきます。
母親に前と変わらず拒絶されるマナ。現実を痛感させられ帰宅。
父も悲しい過去の傷がいまだに癒えていず、それを家族として受け止めたいと抱きしめるマナ。
母親が失踪し、時間だけが過ぎ、学園祭当日がやってきます。
学園祭当日、母親が刃物を持って現われます。
マナを救ったのは、女の子だと思っていた心。彼女は、性同一性障害という心の病気でした。
怪我をしたまま作文の発表をし、発表直後に倒れ病院に運ばれます。
母親のことで父親の元に連絡が入ります。
それは、母親が妊娠していて流産しかかった事実と、母親は堕胎を望んでいるということ。母親は、女の自分だけを愛してくれるなら産むといいます。
マナは自分が育てることを決心します。
自分の誕生日に、ナオトから告白をされますが、互いに兄妹として近しい存在になって行く二人。
出会ってから、すこしずつ育んでいった凌平への恋心。
何度も揺らぎながら近づいていく二人。
出会って、七年目。二人は結婚をし、凌平の誕生日に子供を授かりました。
育児に悩み訪れた妹のお墓の前で、兄・ナオトがマナに封筒を渡します。
その封筒の中の、母親がつけていた育児日記を読むことで、自分や母親と向き合うことを強く思ったマナでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-17 11:32:13
63369文字
会話率:36%
忌まわしい過去をもつ少年。
少年は辛い現実・酷い現実から目を背けるために、一つの技能を身につけた。
しかし、それだけでは背けられなくなった少年は次の段階へと進んだ。
最終更新:2013-11-07 21:34:35
1851文字
会話率:14%
心の病気は、空を見て治そう。
最終更新:2013-05-10 20:25:23
218文字
会話率:0%
そいつは、学校一の有名人で、変わり者だった。歪で異常なそいつが、俺は大嫌いなのに、何故か毎日のように話しかけてきて、言葉を交わして。そうしていくうち、俺は、知らなかったたくさんの“こころ”に触れていく。
最終更新:2011-02-24 18:00:00
25106文字
会話率:41%
自殺願望のある少年と殺人願望のある少女
二人はまったく別々のなにもない日々を繰り返していた。
そんな二人を1通のメールが引き寄せる。
最終更新:2010-06-23 21:01:27
2313文字
会話率:20%