木星軌道上にある小惑星帯調査に出発した準光速宇宙船<キンダーハイム・アキレウス>号は、二千八百を超えるトロヤ群小惑星帯の最終調査段階に入っていた。<アキレウス>号には、小惑星帯を遊弋しながら調べるために専用開発された、人格をもつコンピュータ
ー、ファザーとマザーが搭載されていた。八人のクルーと“二人”のコンピューターは小惑星、L4-2808へと調査のために降り立った。しかし、クルー達はそこで思いもよらないトラブルに遭遇する。謎が謎を呼び、クルー達は統制を失って船内は大混乱に……。<アキレウス>号を襲ったものは何だったのか? クルー達は暗く寒い宇宙の中で生き残れるのか? ファザーとは、マザーとは何なのか? 謎が謎を呼ぶ、ミステリアスタッチのハードSF第一弾。宇宙シリーズの走りとなった問題の作品が登場。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-02 18:28:39
121178文字
会話率:56%
十三年前に襲来した、言葉も通じない宇宙船級生体兵器。
それを主敵とし、合衆国宇宙軍中心の宇宙平和維持軍を前身に創設された国連航宙軍。
しかし創設時には既に木星が陥ち、宇宙平和維持軍の虎の子だった機動艦隊は木星戦の損害から立ち直れず今も再建中
だった。小惑星帯を防衛線として抵抗を続ける人類。
そこへ、月の航宙軍士官学校を卒業したばかりの濱西惟少尉が配属された。
見た目も席次も振るわない彼女は、友人達と共に義務を果たすため、新品少尉として星の道を歩み始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-15 22:00:19
8906文字
会話率:43%
22世紀末、土星へも観光に行く時代になって尚、怪談と言うものはなくならないらしい。小惑星帯で資源開発に従事する船乗り達の間で密かに語られる噂。漆黒の宇宙に現れる幻とは……。
自サイトよりの転載です。
最終更新:2008-11-13 19:10:56
2151文字
会話率:2%
小惑星帯を漂う輸送船。それは何年も前の事件の忘れ物でした。極超短編です。ショートショートなのか粗筋なのかよくわからないお話です。
最終更新:2008-03-25 23:52:17
2289文字
会話率:5%