王都に暮らす十三歳のエリナーは、地方領主の妾の娘。
母が亡くなったことにより、父に引き取られることになったエリナーを護衛するため、三人の騎士が派遣される。
そのなかの一人、ウィルフレッドは軽いノリでつかみどころがなく、女好きで適当だった父を
彷彿とさせ、エリナーは反感を抱く。
しかし、旅をするうちに彼の優しさや、笑顔の裏側にある寂しさに気付き、どんどん彼に惹かれていく。
しかし旅が終わった時、彼の本当の目的が明らかになる。
エリナーは彼の支えになりたいと思うが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-18 01:43:22
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会話率:54%