雑多な作品をまとめています。短編集。実験的なものもあります。タイトルには特に意味はありません。気軽にお読みください。※サブタイトルの最後に400字詰め原稿用紙に換算したときの枚数を表しました。大体の長さの目安にしてください。
最終更新:2011-07-27 06:00:00
353385文字
会話率:29%
生まれて間もなく山に捨てられてしまった子犬は、山の中で餌を獲る方法も雨風を防ぐ術も知らなかった。
自然界で命を永らえるには、親や仲間の庇護を得られるか類い希なる運に恵まれた生き物たちだけだった。
洋犬や和犬。大型犬や小型犬。
猟犬に愛玩犬。年老いた犬や幼犬。群れを組んで山の中を徘徊する犬。一頭で行動する犬。山の中は犬の見本市だった。
雑多な種類の犬が塵芥屑のように捨てられていた。
元々は飼い犬として愛でられていた犬もいたはずだったが、人間の勝手な都合で山に放り出されてしまった犬《もの》も沢山いた。
今では野良犬《(こう》、野良犬と卑下されて人間の目の敵。
山の中で生きる動物は犬や猫だけではなかった。熊や猪、狸に兎などが棲息していた。生き物たちは互いの餌場を荒らす事なく、自分の領域内で餌を摂取し穏やかに暮らしていた。
山は四季折々、明媚な風景に彩られていたが、ゴルフ場造成のため広範囲に渡り山が平らげられた。夜間、人が絶えたゴルフ場は獰猛な番犬が牙を研ぎ待ち構えていた。
番犬は侵入者を発見すると容赦なく殺戮した。
広範囲なゴルフ場のために餌場を狭められた生き物たちは、餌を求め山を徘徊するようになった。
強い生き物は弱者を襲った。
弱い生き物たちは仕方なく町に降り餌を求めた。町で人間に姿を見られたら最後、決して無事に戻って来られないと知ってはいたが止む負えなかった。
生き物たちはどうして人間に追い回されるのか解らなかった。山で食べられない餌を探しに町に下りただけ、ただ腹が減ったから……餌を食べたいだけだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-23 11:04:12
2836文字
会話率:0%
雑多な恋愛の短編集。
最終更新:2011-04-28 19:08:39
4527文字
会話率:23%
いろいろ雑多に入ったアラカルト作品。即興の習作であるわりには、今のところ程度に満足しています。習作なだけあって時には無謀な試みをしている作品もありますが、ご容赦くださいませ。※ 実は、というかタイトル通り各話完結で各話無関係のショートショ
ート集です。まとめてあるだけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-05 04:49:52
11385文字
会話率:59%
思いだした事がある。突然湧いて出て来る思い出。雑多な中を一人歩いている時に。一人で椅子に座り一息ついた時に。学校終わりの子供たちが友達と喋っている姿を見た時に。そうだ。大抵は一人の時に。私は思い出す。故郷の事を。実家の事を。愛した森を。愛し
た者を。そして、死なせた全てのモノを。ただ思い出しては。祈り、悼む。ただそれだけをしていたた私は、今年。死にに行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-30 18:30:59
2118文字
会話率:15%
昼は冴えない大学生、夜は名もなき情報屋、異質な青年、木曽川慧介の夏休みは、一人の少女、稲沢清奈によってとんでもない非日常的なものとなる。
最終更新:2010-02-23 16:03:31
308文字
会話率:0%
聖剣の姫君で使用されている雑多なものに関する詳細を載せています。
最終更新:2008-11-30 02:00:57
10171文字
会話率:1%
崔英聖(チェ・ヨンソン)はNGO「FarEastNetwork」の登録術士。風を操る力を駆使して、種々雑多な心霊怪奇事件を仲間と共に解決していく。そのたびに、何かしらトラブルに巻き込まれながら…。今回は、退院したばかりの体で城址公園の怪事を
調査することに。果たして何が待ち受けるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-01-07 03:38:06
5285文字
会話率:44%
雑多な国籍が入り混じる近未来東京。先生と呼ばれる男が預かったのは、心を傷つけられた少女だった。
キーワード:
最終更新:2005-06-24 06:53:47
11222文字
会話率:23%