地球より遥かに科学、数式などの理数分野が発達した異世界がある、その名はサイマント(笑)。サイマントにも人間は存在する。しかし、サイマントの人間は地球の人間とは違って、理数系脳の人間しか存在しない。
中には、かつて天才数学者達が360年かけて
挑み、証明した「フェルマーの最終定理」をサイマントの天才数学者達は、地球上に存在しない独自の算術を使い、わずか三年で証明してしまった。
そんな理数系脳者の世界、サイマントで、天才理数学者達の手により開発された道具、「電子元素球具」。
この道具がこの物語の鍵となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-04 05:18:25
9700文字
会話率:56%
時は江戸時代。森田千代を住み込みの弟子にした算術の達人・久能孝佳は、旗本家への仕官の話を断ったが、その領地では農民の遺産分けの問題が起きていた。孝佳が割り算の知識を使ってその問題を解決すると、それを真似したエセ算術家・柴崎茂徳は大損をこいて
しまう。 / ウェブ漫画にしていただいて各方面でご好評いただいた算術物語『一々口伝』の続編です。売り込みに成功せず企画が没ってしまい……せっかく書いたのに勿体無かったから、読み物として公開を。(笑) ネタは五話分まで考えていましたけれど、シナリオを書いたのはこの二話だけでした。28ページ想定で漫画原作の脚本形式です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-22 06:08:05
9127文字
会話率:66%
時は江戸時代。勝気な少女・千代は父親の遺言で若き似角流師範・久能孝佳のもとに赴くが、弟子入りをゆるしてもらえず、そのまま旅についていってしまう。しかしたちまち路銀(旅費)不足となって……孝佳は小遣い稼ぎのために道場破りをやらかしたが、それが
現地の殿様の耳に入り、トラブルへと発展してしまったのだった。 / 32pを想定した漫画脚本の形式で、改題の上で作画していただけた原作シナリオです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-17 19:27:10
7640文字
会話率:55%