小さい頃のおばあちゃん家での思い出-。
近所のガキんちょ達と遊んで過ごした毎日。
狐神社の森のなかで、朱音は美しい銀髪の人と出会う。
妹が生まれ、東京へかえる朱音。
それから、8年。
16歳になった朱音が、再び田舎へ。
朱音と現実の仲良し五
人組の成長と、異界の狐人(きつねびと)にむける淡い恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-01 17:59:53
2278文字
会話率:54%
もっといいネタを手に入れるには?
悩める青年アールは、商店街の片隅で妙な名前の装身具店を見つける――
老舗アクセサリショップを中心に紡がれる青年と狐人の小話。
(西洋FT創作企画『ティル・ナ・ノーグの唄』参加作品です。)
※PC閲覧の為
に一部実際の読みとルビが合っていない部分があります。モバイル端末からご覧の方はご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-24 00:13:10
61855文字
会話率:42%
「きゃああああああああ!」
暗い通路。明かりとなるのは、外から持ち込まれた松明やランタンだけの世界に悲鳴が響き渡った。
悲鳴を上げたのは、年の若い少女だった。おっかなびっくり迷宮を彷徨う少女は、松明に照らされ多少明るくなった闇の中で、此方の
姿を見たら悲鳴を上げて倒れてしまった。
年のほどは15,6歳といった所だろうか。腰に安物の片手剣を吊るし、皮鎧を着ている。襤褸のように擦り切れた外套を纏い、秋の稲穂のような色合いの髪を馬の尾のように後頭部で纏めている。胸や尻は薄く、肉付きは良くない。痩せ細っているというのが正しいだろう。顔は非常に整っていて、後数年もすれば引く手数多な事は明白だった。顔の横に純人(じゅんじん)の耳はなく、頭部に狐のような耳があった。おそらく狐人(きつねびと)なのだろう。
「さて、どうするか…」
鎧は出会い頭に気を失い、危険な迷宮で悠長に眠りこける亜人の少女を見下ろして呟いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-30 00:26:52
6116文字
会話率:40%