――「消えて行った人達のこと、本当に無かったことにはしたくないから」
――「俺が、お前の希望を繋いでやる」
星の破壊と誕生を行う宇宙を司る神はヒマを持て余していた。その時、少年のような別の神から声がかかる。
それは、お互いの管轄外の星
を舞台に、その星の存亡を賭けたゲームの誘いだった。その星に住む生物を一人指定し、その生物が星を落とせば宇宙を司る神の勝ち、星が生き抜けば少年の神の勝ち、そういうものだった。しかし、とある手違いによって本来指定されるはずだった人間とは違う者が選別されてしまう。その者は、星において”破滅の一族”と忌み嫌われる一族の末裔であった。
”破滅の一族”の末裔、つむぎはある使命を課せられた。それは、祖先である”隠れる神”を始末すること。その祖先は、五百年前に星に大きな災いをもたらした張本人と人々に伝承されていた。それゆえ”破滅の一族”と称されるようになった。つむぎは亡くなった祖母の助言に従い、”星の一族”の隠れ家へと向かうことを決めた。
”星の一族”は、星から得た特殊な力を持っていた。五百年前の大きな災いの後、それを用いて世界を救済した者達は、星の守り人”星の一族”と称されるようになっていた。しかし、”破滅の一族”の遺伝性の力に対し、”星の一族”の力は星と繋がることによって一種の呪いも宿していたのだった。
死後の魂は星へと還され、その際に痛みや苦しみなど全ての感情エネルギーも同時に還ることとなる。星と繋がる”星の一族”は、星と共に莫大な感情エネルギーを生身で受け止める枷を負い、それは強い意志を持ってしても精神を崩壊させるほどのものだった。
”星の一族”は賊に襲われ、つむぎはたった一人残った少女あかりと出会う。
両親や家臣の感情エネルギーがその身に流れたあかりは精神の崩壊を始める。つむぎはあかりに手を差し伸べ、自分が希望を繋げるから、お前は未来を照らせと口にする。
これは――、一つの貧弱な力しか遺伝しなかった”破滅の一族”の末裔と、同じく一つの貧弱な力しか発現しなかった”星の一族”の末裔の二人の、”隠れる神”を探し出す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-25 22:01:12
29723文字
会話率:46%
物語は、現実のものとなる――。
科学技術の発達した世界。人類は、生命をを自らの手で作り上げることに成功した。
しかし、人類が作り上げた生物により、世界は大きな混乱に陥ることになる……。
それからおよそ20年の月日が経った現在。
大きな戦
いにより疲弊し、崩壊の一途をたどっている世界――
人類に害をなす生物と戦う、通称”退治屋”と呼ばれる者たちが存在していた。
とある街で退治屋として暮らしている主人公達は、なんでも屋のように仕事を請け負い、日々を過ごしていた。
ある日、彼らは一人の龍人の少女と出会う。
そしてその出会いをきっかけに物語は動き出す……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-01 03:28:23
1959文字
会話率:0%
名も無き村から出兵させられたシグルドとロイ。二人に与えられた仕事とは...,
二人は無事に帰ることができるのか?
そして、二人がつかう魔法の正体とは...?
門番と書いて『ゲート・ホルダー』とお読みください
魃がおくるファンタジー小説
滝峰 つづり先生と勝負してますので
そちらもどうぞ
更新の程は随時未定、時間も不定ということで...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-30 08:06:09
70847文字
会話率:63%
気ままな隠れヲタクライフを満喫していたツキヒとトウギ&ポーターだったが、実はポーターは天使見習いで、天界の力を使い、二人の記憶を操作する事で二人の仲に入り込んでいたのだ。そのポーターによってもたらされた記憶の齟齬にトウギが気付いた事で、二
人は、ピクシー退治なるものを依頼される。
人の心に寄生し増殖するピクシー。それを、天使の力を使い、人の心の中に入って処理する事になったのだが……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-14 18:42:44
136399文字
会話率:45%
FrameWorks《フレームワークス》というオブジェクトやモデルを作成するという微妙にマニアックなVRMMOに嵌っていた大学二年生のタクミとヒロシ。二人はとあるネット小説の物語の中に登場する巨大にして壮大な天空城をFrameWorks《フ
レームワークス》で再現しようという計画を立て見事に完成させるが、その次の瞬間異世界に飛ばされてしまう。違う場所で目覚めたタクミとヒロシはリアルの面影の無い新たなアバターと召喚能力を用いて異世界で何を成すのか……。
ガバガバな設定の上に割と適当なストーリーです。暇つぶし程度に見ていただけるとうれしいです。
※主人公は少女のアバターと青年のアバターの二人です。両サイドの視点を交互に繰り返しながら物語が進みます。
※基本的には毎週日曜と水曜に更新していきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-22 18:00:00
110439文字
会話率:42%
やんちゃな隆也君を知らないうちに助けた?真面目な高貴君は雛鳥の親宜しくなつかれて、付きまとわれることになります。
さて、真面目な高貴君は、どうするのでしょうか?
僕にも、結末は定かではありませんが笑
最終更新:2014-02-27 17:38:35
3511文字
会話率:39%
心に深い闇を抱えた少年キル。
適当に生きて適当に良い人生をおくりたいと考え自由気ままな少年フィア。
キルは昔から平等だの自由だのを語る世界を恨んでおり、世界を自分の手にと考えている。そんな二人の視点から、物語は進みます。
最終更新:2014-02-08 14:56:24
2989文字
会話率:28%
これは今から遥か遠い昔のお話。
その世界には、一国の王を聖剣の導きによって決めていた国があった。
聖剣に導かれた王は民に平和と富を与え、その王の傍らには永遠の忠誠を誓う騎士が仕えていた。
代々受け継がれて行く絶対的な王政。
平和と富
は未来永劫続く物と、誰もが信じて止まなかった。
しかし。
それが今、崩れ去ろうとしていた。
現王の逝去によって……。
この物語は、主人公である双子の兄妹≪葵と蘭≫が異世界に飛ばされた事から始まる。
聖剣により選ばれし二人の王。
この世界に何をもたらし、何を成し得るのだろうか。
≪はじめに≫
本作はアーサー王伝説を元にしていますが、異世界が舞台の為、一般的な伝説とは異なります。
あくまでフィクションとしてお考えください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-31 00:20:38
10771文字
会話率:52%
ある日、いつものように絵を描いていた青年のもとに見知らぬ少女が現れ、翌日から毎日同じ時間に少女は青年の家を訪ねるようになる。青年は最初、迷惑だからと追い払うが…。
謎の多い青年と、秘密の多い少女の淡い恋の話。
最終更新:2013-08-03 11:51:19
990文字
会話率:10%
帰宅途中に魔物に襲われ、魔物の現れたゲートから異世界に飛び込んでしまった真紀子と夏輝。精神体の状態で賢者に拾われた真紀子と、言葉も通じない相手に強制的に連れて行かれた夏輝。2人は異世界にとって貴重な研究対象であり、手厚く保護されるという話だ
が――?※一人称視点です※真紀子視点はM、夏輝視点はNとついています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-27 17:08:09
17096文字
会話率:47%