文化祭のために持ち込まれた不思議なオブジェ。そこから放たれた光は、1年2組の生徒たちを異世界へと連れ去ってしまう。
現実世界の下にあるという『魔界』で彼らを待ち構えていたのは、彼らの担任の先生だった。
「敵を倒して世界を救う、そんなゲ
ームが大好きな君たちであれば、きっと何とかしてくれるだろう。そんな気がしたのですよ」
「でもさー、先生?」
「ハイ、なんでしょう?」
「たしかにウチのクラスは、男子も女子もゲーム好きばっかりの変人クラスだけどさ。なんで委員長まで連れてきたの?委員長だけは、そういうゲームを一度も遊んだことないんですよ?」
「……まぁ、そういうこともありますよね」
「先生、質問です!このステータスの数値はどのような基準で算出されているものなんですか?」
「先生、なんで皆、わざわざ魔法名や技名を叫ぶんでしょうか。そんな風に相手に宣言しちゃったら、対応されちゃいません?」
「先生、魔法で防御力が上げるからって、布面積を狭くする理由が分かりません!!」
「先生っ!!」
「……ヤスラギ君、あとで私の部屋まで来るように」
クラス丸ごと異世界転移。
RPG未経験の委員長でも、クラスをまとめるくらいは出来る……はず?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-18 12:00:00
29691文字
会話率:28%
世の中に馴染めず自殺(未遂)してしまった兄のため、父親が用意した休息の場所は和風RPG!昔の優しかった兄と一緒に現実世界に戻るため、弟が頑張ります!
現実世界で全然父親らしいことをしなかった父親。影のゲームマスターとして、RPG未経験で兄に
とりあえず優しくするものだからツッコミどころ満載!弟が頑張ってツッコミを入れていきます!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-01 18:00:00
3303文字
会話率:40%
高校生の空永慶一郎はアブストラクトゲーム(オセロやチェスなど)の天才だった。それ故に今まで他のゲームをやったことがなかったのだが、妹たちや友達の張谷祥吾に誘われて、仕方なく始めることになる。
彼が誘われたのはDerive Ability
Online《ディライブ・アビリティ・オンライン》というVRMMORPGで、このゲームの醍醐味は千種類以上あると言われるアビリティだ。このアビリティが何になるかで、プレイヤーの成長の方針が決まるとも言われるほどだ。
慶一郎は空蝉というアビリティに決まったが、このアビリティが実は最低ランクのアビリティだった。彼はがっかりするも、このアビリティが自分にとても合っていることに気づく。
これはRPG未経験者が知らず知らずのうちに経験者よりも強くなってしまい、無自覚のうちに伝説となってしまう物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 15:25:50
63887文字
会話率:67%