いつなんどき、どんな勝負であっても勝つことがかなわない、負け犬体質とでも言うべきものを持つ高校生の俺、来栖エルはただ無為に人生を過ごしていた。
そう、過ごしていたと言うべきだ。
なぜならそんな人生をある少女が壊してしまったのだから。その子の
名前は遊城王華。
完全無欠の、規則を人の上に置く規則体質とでも言うべきものを持った俺のクラスの委員長様だった。
今、俺と彼女のある石を巡る戦いがはじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-31 12:37:00
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会話率:33%