TRPG探索者の設定が盛り上がりすぎて人間ドラマを展開させたお話し
1920年代アーカムシティで過ごした4人が現代世界に転生した
過去において人同士の思いが交錯し、復讐と殺し合いの末、また生まれ変わった。
記憶が引き継いだもの、記憶を引き
継がなかったもの、それぞれに新たに生を刻む。
過去において復讐の人生を生きた青年は、生まれてすぐにその生に絶望をした。
しかし過去において縋っていた大切な人も記憶がないという状態でありながら転生をしていた。
絶望の中の唯一に兆しに縋って生きていた青年、絶望の中の光が彼を生かしていた。
しかし光は、また闇へと変わる。
唯一の兆しがまた絶望に変わったとき、青年は己を殺す決意をする。
そうして気が付いた。
己が死ねない身体なのだと、死ぬことが出来ない運命を背負ってしまったのだと。
絶望に生き、惰性で生きてもまた絶望が訪れる。
そうしてその人生に別れを告げることすらできない。
死ぬことのできない定めを背負った一人の青年が、共に死に向かって歩むことのできる人物を見つけた
終わりを目指すだけの光のない物語。
これは、そんな物語。
物語の中に拷問シーン・残酷シーンが含まれます。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-22 10:42:19
46794文字
会話率:27%