誰かが言った。
英雄には英霊になる義務がある。
暗に「死ぬまで戦え」と宣告され、独りで背負った少年がいた。
その少年を助けるため、英雄と言うシステムを壊すべく魔王になった少年がいた。
やがて英雄と魔王は衝突し、魔王は討ち滅ぼされる。
だが魔
王が投じた一石により「独りの英雄にすべてを押し付ける」と言うシステムは終焉を迎え。
独り戦い続けた英雄はただの少年へと戻り、英雄ではなくただの人として生きて死んだと言う。
二人は後に、仲良く揃って現代の日本へと転生を果たし。
ちょっと貧乏だけれどそんなに悪くない共同生活を繰り広げるのだった……!
そして、そんな生活の中。
二人が出会ったのは「番長」の肩書を背負った奇妙な先輩。
先輩も相当な訳アリで。
二人はちょっとした事件に巻き込まれる事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 20:00:00
23614文字
会話率:47%