異世界「アーク」。この世界に魔物は既に居ない。魔王も既に居ない。だが争いはあった。人族、獣人、エルフ、ドワーフ、魔族、この5つの種族は互いを憎み、自分達以外の種族を根絶させようと数多の争いを繰り広げた。大地にすら影響を与えた争いは、たった1
人の異界の科学者によって終わりを迎える。それから数百年の月日が流れ、世界はその科学者のクローンである7人によって支配されていた。しかし、未だ種族間の憎しみは完全には消えず、その発散の場として用意されたのが「種族間戦争」という名の代表者達同士による戦いである。5つの種族と新たに富裕者達を加え、7人の支配者達によって造られた戦争用人型兵器を運用する事で、戦争は更に激化していった。そして、新たな種族間戦争の舞台が始まる。◇◇◇タイトルの「しゅぞくまわる」は「種族間戦争」の「間」を「ま」と、「戦争」を「war」として「わる」と読んだだけで、特に意味はありません。自分的に語感が良かったので、タイトルにしただけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-28 06:02:07
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会話率:29%