それは、運命だったのか、それとも……
父とその龍によって家族も、仲間も、名前も奪われた少女。
彼女の傍にいるのは、唯一自分と共に生き残った紅龍と旅の途中に出会った鷹と狼。
そして――ふとした事から同道する事になった二人の兄妹。
少女が口に
する願いは「父への復讐」
だが、彼女の胸にある本当の願いは「父達との再会」
そして、「真実を知る事」
同道する兄妹は、「復讐を望む」と語る少女とそれを叶えようとする仲間達を前にどんな行動を取るのか……。
徐々に明かされていく真実と、緩やかに形を成していく恋模様。
少女達が迎える結末は、幸福の色を纏っているのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 11:02:07
311696文字
会話率:44%