とある一般的な人間の模範のような男、各務洸臥は、突如転校してきた謎の美少女、如月遊璃亜にただならぬ何かを感じていた。そんなある日、友人の伊井田健人が生徒会の仕事で遅れると言う話を聞いて、久方ぶりに放課後の時間を校舎で過ごす事となった洸臥。
しかし、その時異変は訪れ、洸臥は校舎の屋上へと向かう。そこには異形の化け物と、それに対峙する少女━━如月遊璃亜が居た。「私の秘密を知ってしまった貴方を、生かしてはおけない」、彼女は≪魔法少女≫であり、≪魔法≫を使役する事が可能な人間だった。そんな遊璃亜の秘密を知ってしまった洸臥、敢え無く殺されかけるわけなのだが、唐突に洸臥は≪魔法≫と呼べるかも良く分からない謎の能力に目覚める。「…行けば良いんだろ」、その能力の期待を買われて、洸臥は≪魔法少女≫達が居付く≪イーリアスエルド≫へと向かう事となる。━━━こうして、各務洸臥の≪魔法少女≫ライフが幕を開けたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-05 09:14:16
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会話率:42%