「そもそも、冒険者パーティに『探偵』って必要か?」探偵のハイドは物騒な事件を呼び込む体質のせいで、パーティを追放されてしまう。探偵らしい仕事を探していたハイドは、魔法使いの少女であるアリスから一つの依頼を受ける。それは魔法研究家であった養父
の事故死について調査してほしいというものだった。単純な転落死と思われていた事件であったが、ハイドは調べていくうちに、魔法研究の闇に辿り着いてしまう。そして、巻き起こる惨劇。不可解な状況の現場。人の死を招く塔。絡み合う思惑。果たして、探偵の推理は事件を解決に導くことが出来るのか。剣と魔法のファンタジー世界で、剣も魔法も使えない主人公が論理で困難に立ち向かう、そんなファンタジー×ミステリの長編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 10:23:18
10894文字
会話率:35%