少年、増田 輝希(ますだ てるき)は天使に取り憑かれていた。
「ご主人〜」
そう可愛らしい声で彼を呼ぶのは天使のミカ。
薄桃色のショートボブの少女だった。
「増田のマスター」
その隣で不機嫌そうに呟くもうひとりの天使レミ。
小麦色の褐色肌、
さらっした黒の長髪を風になびかせていた。
この二人はタイプは違えど共に整った容姿をしており、何も知らない人がみれば羨むような状況だろう。だが、当の本人輝希の顔は浮かない。彼は二人の天使を交互に見て思うのだ。
一体、なんでこんな事になってしまったのかと。
*少年と天使が織りなすラブコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 12:17:34
136108文字
会話率:56%
「あのね、奏くん。」
黒い髪を風になびかせて君は振り向いた。
「私、天使なの。」
白いカーテンが君の後ろで忙しなく揺れる。
まるで、天使の羽のように。
――そして少女は見えない羽で空を望んだ。
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最終更新:2018-03-19 21:34:17
3589文字
会話率:29%
俺には昔から余計な者(もの)が見えていた。
ま、別に見たくて見てる訳でも無いが妖怪だの幽霊だの魂魄だのが見えたりする。
そんな俺の名前は 神咲(かんざき) 葵(あおい)
俺は人外達から愉快に絡まれながらも俺は何とか桜が咲き乱れるこの
季節に近所の高校へと入学を果たし、それなりに忙しい日常が始まろうとした矢先の2二日後……。
その日は都合よく身体測定だけで終わり、ちょっとルンルン気分で下校してた途中の人気(ひとけ)の無い小さな公園の木陰で俺はとんでもない秘密を持った女の子に出会う事になる。
その子はやや小柄で髪は雪の様に白く長い髪を風になびかせて木陰でうずくまっていた。
その出会いがこそが……。
俺のステキかつ愉快な日常に余計なスパイスが降りかかった瞬間になった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-10 15:15:33
6063文字
会話率:55%
とある市立高校に入学したオレ(神崎佑斗)は一緒に入学した親友(皆木勇次)と新たな学校生活を始める。しかし、病に侵されていることを知り市立病院へと入院する。そこで一つの恋をすることになる。果たして、恋の行方は?
最終更新:2008-02-28 20:23:34
2012文字
会話率:36%