時は昭和。
千明は、優等生だったが、容姿にコンプレックスを持っていた。
中学卒業の当日、一緒に勉強を教えあっていた、やはり優等生の林に、好意を持っていることを告げるが、林の好きな女の子は、クラスでも可愛いと言われている女の子だった。
「やっ
ぱり女の子は、容姿だけで判断されるんだ」
千明は落ち込む。
地元の県立高校に進学した千明の前に登場したのは、別の中学出身で、
「美少女は苦手。女の子はみんな可愛い」
と公言する俊輔だった。
だが、俊輔の周囲には、同じ中学出身の
「俊輔君はみんなのもの。抜駆け禁止」
との協定を結ぶ、非美少女たちのお友達グループが存在していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-08 14:53:49
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