中学二年生の衛(まもる)の弟、斉(ひとし)は、肢体不自由児だった。衛は、毎週日曜日の朝、車椅子を押して阪神電車に乗り、斉の大好きな、梅田の阪神百貨店地下の中華料理店「662」に朝定食を食べに連れていっていた。
衛は、母、典子と斉との三人暮ら
し。すぐ近所に祖父母が暮らしていた。
衛の心の支えは、病気のため三十歳でこの世を去った、父、清の遺した衛宛の手紙だった。
衛には、気になる女の子がいた。去年の中学の音楽会でピアノを弾いていて、今年、同じクラスになった福本美紀だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-09 09:29:03
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会話率:20%
保田 大輔は、鉄道大好き、元気な少年。
今日は、阪神電車に乗るぞ!
(ってか、暴れるかな?)
最終更新:2018-02-15 23:38:03
519文字
会話率:17%
松尾芭蕉の「奥の細道」になぞらえて、阪神電車沿線の酒蔵巡りをしながら俳句を読むという話。
最終更新:2012-11-07 00:37:38
1750文字
会話率:3%