遥か昔、三人の魔女達は"魔女の使い"と呼ばれる新たな生命を創造した。
愚かな人間達を滅ぼす為に生み出された、狂気を宿した生命体。魔女の使い達は、抗う事の出来ない衝動と共に生きている。
理解されずとも、受け入れられ
ずとも、たとえ殺されたとしても、ヒトである彼等は何かを望んでいた。
善とされるのは人間達か、魔女の使い達か。
悪とされるのは人間達か、魔女の使いか。
生きるべきは人間達か、魔女の使い達か。
それとも、別の誰かか。
これは誰の物語でもない。
自己を持ち、自己を持たない者達の、狂気の物語─────。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 06:46:57
30665文字
会話率:24%
少女は全てを失った。
家族、帰る場所、生きる活力を失ったに等しい。
不安と絶望を抱え、少女は少年と出会う。
少年には感情がない。
欲はあるのに、喜怒哀楽が分からない。
欲のままに動き、少年は少女と出会う。
生きると決めた。
少女は少年に命を預ける。
少年は少女の傍にいると誓う。
たとえそれが…死と隣り合わせになるとしても。
たとえそれが…互いに惹かれ合うとしても。
たとえそれが…果てしない絶望に落ちる事になろうとも。
──私は彼を。
───俺は貴方を。
"守ってみせる"
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-16 18:00:00
333742文字
会話率:48%