セダ王国の王女リディアは、かつての敵国であった隣国ラダクール王国の王太子と婚約していた。そして婚前留学をするよう命じられたリディアの元に、護衛騎士となる男が挨拶に訪れる。
グレイ・ノアールと名乗った男の顔を見て、リディアは気を失い目覚
めた時には前世の記憶を取り戻していた。
そしてここが『プロフィティア ~転生の予言者~』という、流行の異世界転生を扱った乙女ゲームだったということを思い出す。
でも待って。異世界転生をしたはずの私は、ヒロインではなく悪役王女なの?
そしてリディアは自分の護衛騎士を見て困惑する。たしかゲームでは『クレイ』という名前で、白い髪と青い瞳を持つ白騎士と呼ばれた男だったはず。それが、黒い髪に黒い瞳を持つ『グレイ』という人物に成り代わり、私の側に居る。
私の初恋で最推しだったクレイを返してほしい。
しかしリディアにはこの現象に思い当たることがあった。
それは、ゲームには付きものである“バグ”。この乙女ゲームには、ファンの間で有名なバグがあった。それはクレイだけに起きる現象“バグレイ”の存在。
もしかしたら、彼は“バグレイ”なのだろうか?
そうであるとしたら、私の運命は何か変わってしまうのかしら……?
*タイトルはこんな感じですが、割とシリアスなお話です。
*三十話程度の中編になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 21:06:24
87252文字
会話率:23%
※闇デレ注意です!
耐性が無い方はご注意ください!
純粋にただ純粋に一人の女王が、夫である男性のために愛と言うものを綴ったラブレター。
実際の歴史上の人物を参考にしていますが、話の内容として自分の主観を込めているので、名前・団体
は架空の名称としています。
気になる方はコメントでもいただければ、こっそり教えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-11 22:13:08
5418文字
会話率:3%
むかしむかし、遠いところに小さな王国がありました。その国にはシンデレラというとても美しい娘がおりましたが、家族から壮絶ないじめを受けていました。ある時、パーティー用のドレスを引き裂かれ、人知れず泣いていたシンデレラの元に魔法使いが現れました
。
「さぁシンデレラ、あなたの望む夢は何?」
「私……私に…………」
シンデレラは胸に手を当て言いました。
「私に闇の力をおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!」
「あれえええぇぇぇっ?!」
さぁ!闇の力を得たシンデレラ――闇デレラが国中で暴れまわります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 19:00:00
15448文字
会話率:55%