――君はいったい……、何者なんだ?
あの日、女神が舞い降りたあの日を境に、世界は変わった。女神に愛された人間、通称『神の御使い』。彼のもの達は神力と呼ばれる超常の力を授かり、力を以て世界を救い、そしてまたある時は──世界を創り変えた。
そんな全てが女神によって統治された世界で、すでに平凡とは言い難い日常に身を投じていた中卒一年生、権藤 優。
高校には通うことをせず、普段は自宅にて炊事洗濯。さらには掃除までをそつなくこなすことを余儀なくされ……。もうどこにお嫁に出しても恥ずかしくないまでに嫁スキルを磨きに磨き上げてしまった彼は、だがその裏ではとある組織に所属する名のある隊員、通称『神殺し』と呼ばれる存在だった。
そんな彼にある日、自らをボディーガードにと指名する護衛の依頼が届く。それもその内容は二度と通う事は無いと思っていた、学校に通いつつ行えというもので――。「スカートの丈、OK。リボンも曲がってないな……、うん。何も問題は――大有りだよっ!」見た目は女、頭脳は男、権藤 優の眠れない学園生活が、今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-07 13:50:27
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会話率:35%