高校2年生の『天草 焔』は、決まって不思議な夢を見るようになった。それは、月の出た晩に何かに追われて結末はいつも同じ場所で狐に出会う意味不明な夢。そんな夢を繰り返し見ては、過ぎるのは平凡な日々。ところが、ある日の晩、現実で焔は夢で見た内容と
全く同じ状況に見舞われる。そして迎えた夢の結末では、狐に突拍子もないことを言われるのであった。
少年の見たその夢は、【世界の終焉】という名の、歴史的大転換期【Paradigm Shift】に繋がるほんの一部分に過ぎなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-14 02:16:31
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会話率:48%