コーヒーは苦手だけど、嫌いじゃない。
失恋をして、都会からとある地方の小さな町に引っ越して来た海貴也。彼は今まで、“本当の恋”をしたことがなかった。新生活の願掛けに立ち寄った寺で、偶然見つけたカフェ。そこで、プラチナブロンドの外国人店
主のジュリウスと出会う。無意識に彼が気になる海貴也は店の常連になり、二人は次第に親しくなる。けれどジュリウスには、周りに隠している“体質”があった。
ある日、パティスリーのオーナー兼パティシエの恭雪の存在を知ると、二人のただならない関係に海貴也の心は複雑になる。
そして、あることからジュリウスとの擦れ違いが生まれてしまい、それをきっかけに彼の“体質”と、密かに抱えた深い心の傷を知る。─────
ジュリウスの“体質”とは何なのか。外国人の彼が何故、異国の小さな町でカフェを開いたのか。ジュリウスの苦悩と、海貴也が直面するジュリウスの真実を、読んで頂けたらと思います。
一応BLではありますが、過激な表現はないので苦手な方でも読んで頂ける内容です。
続編あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-14 20:52:59
114268文字
会話率:39%