ごく普通の高校二年生――篠宮悠は、毎日同級生の女子にイジメられていた。
彼はそんな自分を変えて、決別するために転校を決意する。
一か月後。
悠は有名な私立、立花学園にいた。
そこで彼は新しい一歩を踏み出すのだが、事態は思わぬ方向
へと転がっていく。
「えっと、キミたちは何を言っているの……?」
転校から数日が経過して。
彼の周りには、なぜか三名の美少女がいた。
同じクラス、隣の席のマドンナ――安藤菜穂。
学園の理事長の孫である高嶺の花――立花貴音。
そして、自身がアイドルであることをひた隠しにしている後輩――木村エリナ。
「「「わたしの悠に手を出さないで!!」」」
そんな彼女たちは、悠を巡ってそう叫んだ。
彼にはまったく身に覚えがない。だから、こう思うのだった。
「どうやらみんな、なにか勘違いしている!」――と。
三人の美少女が、口々に少年の所有権を主張する『恋愛戦争』が勃発。
これは、勘違いが勘違いを呼ぶ王道?ドタバタラブコメディ。
主人公、篠宮悠と愉快な女の子たちの物語である。
※この小説は同名タイトルの連載版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-26 18:36:45
12419文字
会話率:39%