青年は問うた「君が俺の運命の相手かい」 少女は応えた「待っていました。貴方に私のすべてをささげます」
そして青年は知った。運命の相手は同時に絶対に出会ってはいけない相手だった事を。そして悩んだ、世界を捨てるか少女を捨てるか。青年は正しくあ
りたかった。しかし同時に少女を大切にしていた。正しくあるためには少女を見捨てなければならない。青年の存在理由は正しいこと。それを悲しいと言った少女。青年は選んだ、自分を捨て自分に課せられた運命を押さえつけ世界を捨てまで少女を守る道を。正しくありたかった自分を根源から否定する道を。世界は青年を非難し、生きとし生けるモノ達全てから迫害され・・・・・
青年は少女以外のすべてを失い、戦い続けた。
そして・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-15 23:38:54
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会話率:36%