異世界からの勇者たちによって、この世界は救われた。しかし同時に奪われつつあった。転生者によって支配された世界を取り戻すために、主人公(非転生者)が様々な仲間と力を合わせ転生者たちに立ち向かって行く物語。
最終更新:2019-07-02 03:17:52
3442文字
会話率:36%
魔王を倒した召喚されし勇者そして英雄達が世界に敵対をし、国崩しと呼ばれる侵略行為を始めて十年。
次の標的とされたエステリーゼ王国騎士団の召喚師であるサクヤは、勇者と世界に敵対した英雄ストレンジアに対抗するために、突如現れた異世界の遺跡の調査
に訪れる。
しかし、突如として召喚されたストレンジアにより、護衛であった冒険者は全滅。サクヤ自身も奴隷として捕縛されてしまいそうになる。
絶体絶命となったサクヤであったが、かすれる意識の中で求めた助けに答えるように、一人のナイトがサクヤを救う。
「モブキャラだと思った? 残念、主人公でした!」
自らを至高の騎士ナイト=サンと名乗る彼は、ストレンジアを一撃で粉砕……その後なぜかサクヤに忠誠を誓い半ば強引に従者となる。
伝説の邪竜を素手で殴り飛ばしたり、台所で料理感覚でエリクサー作ったり。
何をするのも規格外で空気の読めないナイト=サンは、人々の常識をぶち破りつつ、ストレンジアと戦う力を与えていく。
チートでも、神の力でもない。この世界の主人公として、自分達の力で歩めるように。
そんな彼を従えるサクヤは、当然ストレンジアと人間との戦いの中心に―――主にナイト=サンが原因で―――巻き込まれていくのだが……。
これは、ナイト=サンの物語でも、異邦人の物語でもない。
これは、至高の騎士と人間が、自分たちの物語を取り戻す物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-03 07:04:32
158293文字
会話率:46%