かつて軍の特殊部隊に属し、現代では都市伝説として『アサシンダガー』の通り名で語られる凄腕の殺し屋、金本。
部隊の解散に伴い軍を去った彼は、就職活動に明け暮れていた。
戦場で最強と恐れられた戦闘技術も、暴力と隔絶された一般社会では何の役にも
立たない。
彼女も生き甲斐も無く、ただ時間のみが過ぎ去っていく日々。
そんなある日、彼は一人の少女と出会う。
彼女は政府の諜報機関が秘密裏に抱える、未成年工作員の一人だった。
「……え、ちょっと待ってドタイプなんだが」
少女を追い、死神は再び社会の裏側に帰還する。
自分だけの美少女ハーレムを実現すゲフンゲフン、
………ただ、己の存在価値を証明するために。
これは、不戦の国日本において、その日常を守るため人知れず戦った、戦士たちの物語。
決して語られることのない、ある男の英雄譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 22:35:55
25607文字
会話率:28%