「アクア=クレージョ! 只今をもって君との婚約は破棄する!」
「ええっ?」
「おーっほっほっ、残念でしたわね!」
公爵令嬢にして、ランド王子の婚約者であるアクア=クレージョは王宮のパーティーで婚約破棄を告げられる。
次々に暴露されるアクア
の悪行の数々。
「ついこの間なんて、わたくしはアクア様に階段から突き落とされたのですわ!」
「なにっ!? それは本当か!?」
「あ、それは事実です」
「なにっ!? 本当だったのか!?」
「ですが、それには深い理由がございまして」
「ふむ、申してみよ」
「え? 理由を聞くの?」
アクアが語る深い理由を、なぜか王子はちゃんと聞くので、話はどんどんおかしな方向へ転がっていく。
悪役令嬢のテンプレをパロディにした、コントのような異世界恋愛モノ?
6000文字弱の短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 20:00:00
5846文字
会話率:66%