ー時はアルディア歴189年ー
アルディアの民をはじめ、ヒトは魔法により豊かで便利な生活を行い、平和に暮らしていた。
しかし、そんな日常は間も無く大国の戦争によって脆く崩壊すると強国の王族をはじめ賢者たちは危ぶんでいた。
そんななか、ある一つの民族の末裔たちが大きな戦力をもつ兵器になるとされ、列強の国々は血眼になり探していた。そう、この世の中にもう数人しかいないとされる言い伝えをもつ、“血盟ノ者”。 造形はヒトに限りなく近いが、ヒト離れした身体能力と血盟ノ契によって魔法以上の儀式が行えるとされる。
“血盟ノ者”は元来のその能力によって、バケモノと恐れられ、また意味もなく虐げられていた。そのため、彼らはヒトを嫌い、深森の葉隠にひっそりと暮らしていたのである。
エシュもまた“血盟ノ者”としてひっそりと暮らしていたのだが…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-18 12:22:08
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