――――終わりを告げる鐘の音が鳴る。
私たちが生きるこの現代社会は、もう間もなく『見えない闇』によって飲み込まれてしまうだろう。
それは無慈悲で、ただ冷たくて、形のない物…………
その『見えない闇』に対し、最初に風穴を空けたのは、意
外にも私たちと同じような一般市民だった…………
全ては連鎖する。今ここにこうして立っている私は、その連鎖の上で成り立っているのかもしれない。だから乗り越えて見せるさ。
――――生きるか死ぬか、その選択の先にある未来を掴み取るために。
※この物語をよりお楽しみいただくために、過去作の『たとえ、この手を血に染めてでも……』『パンドラの日記』『一発の弾丸に最後の希望を込めて……』『ありがとう、と言えなくても……』の四作をお読みになることをお薦めいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-25 22:56:12
82220文字
会話率:44%
自分の気持ちに素直になること。それに気付いたときにはもう何もかも手遅れだった。
ただ逃げたくて、現実に言い訳し続けた結果、あたしは全てを失うことになった……
でも、失った後はまた……
最終更新:2018-10-21 21:56:15
98598文字
会話率:47%