リルフィードは末端の弱小貴族。
そんな彼にも婚約者なるものが存在する。
お祖父様がこさえた借金を完済する!と意気込んだ親父が友人から融資を受けたのが8年前。同じ末端貴族でも羽振りがいいその友人の娘ユリアンナに気に入られて婚約者になったわけ
だ。地味に借金のカタだ。
どこで調達してくるものやら、ユリアンナは毎年びっくりするような誕生日プレゼントを用意する。今年は珍しく「何がいいか」
と聞いてくるから、素直に希望を言ったら大変な事になった。
16歳、成人の誕生日にリルフィードが婚約者から貰ったプレゼントと、そこから明かされる真実とは。
毎回、視点切り替えです。
話の始まりは若干鬱展開ですが、ヒロインはかなり元気な娘です。大丈夫な方は読んでみて下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-07 22:45:23
28288文字
会話率:35%
森の中の小さな村で生まれた少年アルスはギルドの怠慢により故郷を失い、大人になり冒険者になってからは、ギルドのミスにより仲間を失った。
ギルドによって二度も孤独を経験させられたアルスは、やがてギルドの不正に立ち向かうために一生を捧げる覚悟を
決めた。冒険者を苦しめ、時に死にすら追いやるギルド内の悪は絶対に許さない!
血のにじむような努力を繰り返して超一流の冒険者に相当する武芸を磨き、さらに闇の魔法使いのもとで修行して暗黒魔法も身につけた。
そして、彼はギルド内に巣食う悪を成敗する存在に生まれ変わった。ギルドのせいで自分のようなつらい思いをする人間が一人でも減るように。冒険者の命をもてあそぶギルド職員、冒険者よりを苦しめて金をむさぼるギルド職員、そんな連中を斬る!
やがて人々は彼のことをギルド・クラッシャーと呼ぶようになる。
これはギルドを正すために生きた一人の男の物語……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-08 19:43:38
74793文字
会話率:36%