子供の頃、幼馴染みのあいつの気を引きたくて、俺はついあいつをからかったりケンカをふっかけたりしてしまう。
あいつはそうなるといつもえんぴつを振り上げてきた。
本当に刺す気は(たぶん)ないんだろうけど、他のやつにはそんなことをしてこないことが
、俺は少し嬉しかった。
それから数年がたち、高校生になるとあいつは俺にそっけなくなった。
それでも、あいつが使うえんぴつにはいつも俺があげたキャップがついていた。
そしてある日。
俺はそのキャップの下の真実を目撃する……。
「なろうラジオ大賞4」応募作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 21:06:33
998文字
会話率:43%