舞台はダンジョン……迷宮が日常に存在する現代日本。
17才の高校生・吉常天麻《よしつね てんま》は、大学進学を選ばず、危険と隣り合わせの迷宮探索者として生きることを選ぶ。
冷めた瞳の裏には、母親への激しい憎悪と、母親を肯定する社会のルールへ
の反発が渦巻いていた。血の繋がらない戸籍上の父親からの養育費を使い込む母親を心底憎み、軽蔑しながら、吉常は剣を手に迷宮の闇へと飛び込む――そこには学歴も常識も通用しない、己の実力だけがものを言う世界が待っている。
そんな彼の日常に、突如現れたのは転校生の霧生夏海《きりゅう なつみ》。
おさげと眼鏡の愛らしい外見とは裏腹に、彼女はダンジョン探索に異様な興味を燃やす謎めいた少女だ。吉常の日常にグイグイ踏み込んでくる夏海に、最初は苛立ち混じりの戸惑いを感じる彼だったが、彼女の純粋な好奇心に彼もどこか興味を持っていた。
彼の運命が動き出すのは、迷宮での出会い。
ゴブリンの群れに襲われる夏海を、吉常は咄嗟に救う。
だが、なぜ彼女がそんな危険な場所に? 夏海の笑顔の裏に隠された秘密とは? そして、吉常が選んだ“自分の道”は、本当に彼を自由にするのか?
危険と謎が交錯する迷宮で、少年の反骨心と少女の情熱が火花を散らす!
※毎日深夜1時に1話ずつ更新していきます。
※本作、カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 01:00:00
113232文字
会話率:18%
【短あらすじ】興行化したダンジョンで『強さ』と『魅力』を兼ね備えたスタープレイヤーを目指す話
【中あらすじ】主人公ルギルは傭兵上がりのダンジョンプレイヤー、泥臭い強さは持っているが戦い方に魅力が無く、いまいちダンジョン放送の人気が出ない。
それをヒロインやライバルと高め合って人気になるという話。
【長あらすじ】血で血を洗う魔界と人間界の覇権争いは、両者疲弊による相互不可侵という事で決着がついた。
不可侵条約が結ばれてから百年、行き場を失った両者の闘争本能はダンジョンを挟んだ代理戦争という形で消化されている。
当時は凄まじかった敵対感情も百年経てば薄れ、友好的かつスポーツとして、争いの舞台はダンジョンへと移り変わった。
興行としてのダンジョン侵略競争。
ダンジョン内で致命傷を受けても死ぬことは無いが『カッコ悪い』。
人気になるには『カッコよく』『強く』『美しく』攻略するしかない。
この小説は『カクヨム』にも投稿しています。
更新はカクヨムの方が早いです。
https://kakuyomu.jp/works/16818093075030542982
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 20:10:00
37728文字
会話率:29%
ダンジョン探索がパートタイムジョブとして根付いている世界で探索稼業に勤しんでいるサラサ。
ある日、半ば強引に見知らぬ男女の二人組とパーティーを組むことになったのだが、この二人がどうにも胡散臭い。
探索を続けるうちにもう一人のメンバーである友
人のトマの挙動もおかしくなってきた。
そんなに悪い人たちではなさそうにみえるが、どうやら目的があって近づいてきたらしい。
強すぎる二人組のおかげで効率の良く探索できていることもあり、警戒しながらそのまま潜ること3日間。
ちょっとだけ打ち解けつつも、最後まで思惑が分からない彼らとのお別れももう少しだ。
ゆったり更新
R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 01:00:00
8568文字
会話率:11%