ヴィオレッタは乙女ゲームの世界で悪役令嬢に転生していると気付いてはいるものの、どうしたってヒロイン(媚び媚ぶりっ子!)が気に食わない。……そう、性格と心の中の声の極めて悪いヴィオレッタは思ってしまったのだ。「悪役令嬢に転生したけど、心は入れ
替えねーよ。だってヒロイン、マジムカつく!」と。このお話はそんな悪役令嬢なヴィオレッタが、態度を特に改める事も無く、乙女ゲームの知識のみで、なんとかヒロインに「ざまぁ」しようと画策する(自称)ダークヒロインのお話です。……ただ、ヴィオレッタは肝心な事に自分では気づいていないのです。自分がとっても残念な子だという事を……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 08:42:21
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会話率:15%