北野天満宮(京都市)の縁日で露天商から購入した古いコンパスは、東北地方の片田舎で生まれ育ったひとりの大学生にとっては、その独特な感性を刺激していく羅針盤だった。
日本において真のエリートとは誰なのか。その自称インテリたちが隠し続ける機密
情報とはなんなのか。スマート・フォンやドローン技術によって、庶民の空間認識が劇的に変化していく現代社会において、地理学をアプローチとして世に出ようとする主人公は、人口減少により劣化していく近未来の日本を憂い、怠惰な保守主義者から国をとりもどすために、試行錯誤しながら、民族本来の保守的な価値の再構築の旅をしていく。
地図帳を傍らに読んでいただければ、イメージが広がるはずです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-17 20:19:41
28653文字
会話率:40%
数千年前の過去に存在したという七大大公が一人ショテラニーユ。
永遠の美少年として語られるかの大公であるが、その行いの多くは時に埋もれ、明らかになっていない。
かの人物に魅了された歴史学者を自称するデヴィルの学者は、偉業の記録を隠すものをその
手で掘り返していく。
この作品は「新任大公の平穏な日常(N6762CI)」及び「魔族大公の平穏な日常(N0520CM)」などの「ある魔族の平穏な日常」シリーズの二次創作です。作者の古酒様より許可を頂いています。
「ある魔族の平穏な日常」シリーズで描かれる時代よりも古い時代の人物や、彼らの業績を追う学者たちをメインに据えた外伝的な二次創作集です。
以前に寄稿させていただいた作品も含みます。
先に「ある魔族の平穏な日常」シリーズを読まれることをお勧めします。
『いにしえの時代の魔族大公』本作品を、作者、及びサイト運営者の許可なく、転載、又は翻訳による転載を固く禁止致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-19 06:00:00
321970文字
会話率:42%