売れない脚本家の川上宗弥は姉の結婚を機に、自分の将来に不安を感じ始めていた。
なんとか売れる脚本を、そう思いあせる中、大型脚本コンテストの話が舞い込んでくる。
なんとしてでもこのチャンスを掴み取りたい宗弥は自身の学生時代から自伝的物語を綴
ることを決意する。
人生を精一杯生きていた青い自分と、三十路を目前にした自分とが交差する中で、物語は閉ざされた秘密をも浮き彫りにしていく。
あの頃自分は確かに彼と生きていた。あの瞬間を。
これは切なくて小さな二人だけの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 16:52:09
927文字
会話率:25%
主人公:僕は繰り返しの毎日にうんざりしている。毎日酒を飲んだり音楽を聞いているが、面白くない。或る頃から、僕は自分の心の中の闇を覗けるようになった。そこは深い森のような暗さで、訪れる度に新しい発見が・・・。
社会風刺とも取れる表現を含んだ自
伝的物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 22:59:54
6403文字
会話率:22%
2000年、冬。文学サークルに所属する潤は鬱々とした気持ちである映画を鑑賞するが、周りの絶賛について行けなかった。その映画の帰り道、同じサークルに所属する瑞穂と出会う。
瑞穂の映画に対する感想に興味を惹かれる潤。潤は瑞穂と文学サークルで共
作を始める。
距離の縮まる二人。瑞穂に依存していく潤。しかし潤はある病気の疑いがあり、また、彼女は瑞穂に対して裏切りを行うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 13:16:05
29998文字
会話率:34%
俺は人とはちがう!という妄想も落ち着き高校生になったはるき。友に恋に性に敏感な年頃に繰り広げられる作者の半自伝的物語。
個性豊かなキャラが繰り広げる高校生活に読者の方もきっと笑いを堪えられないでしょう。
そして青春を思い出すことでしょう。
最終更新:2016-11-11 01:12:50
13237文字
会話率:23%