彼女の話によると彼女は、この世に実在しないのだという。友人も恋人もいない僕が、寂しさのあまり空想して作り出した想像上の女の子だという。笑ってしまった。
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最終更新:2020-10-17 03:00:33
4403文字
会話率:0%
テロリストに拉致されていた、元少年兵。
解放された時には、ひどく洗脳されていた。
大人達は、洗脳を解こうと試みる。
しかし簡単にはゆかず、少年の苦悩はつづく。
最終更新:2018-07-25 00:36:10
3664文字
会話率:26%
ふうわり院は、船越財閥の息子・源一郎を入院させるために別荘を改造したメンタルクリニックである。
源一郎は松林流・四段、京都大学法学部で、在籍中に、ホステスを救うためにチンピラを打ちのめしたのが原因で、「強いは弱い」とノートに走り書きして、
閉じこもり、喋らなくなった。
そこには精神分裂症のアファゴンと支離疎がいる。支離疎は戸籍さえなかったが、神秘を持つ超人とアファゴンは彼を認めていた。
その病院へ新興宗教に入信し親兄弟を捨て、尼となった三塚節子が父親に運び込まれる。
頭脳明晰だが、計画的に家で大暴れして、自分で再入院したアファゴンが、節子に源一郎の極度の悩みを解決してくれれば、閉じこめられた部屋から出してもいいと提案し、節子はそれを約束する。
だが節子が幾ら尽くしても祈っても、源一郎はよくはなならない。
アファゴンはそんな節子に好意を持ち、世界一家教会の情報を集める。そして、ネットで教祖の乱交の盗撮のムービーを手に入れる。アファゴンは世界一家教会の内幕を節子に告げ、教祖を追放しなければ、教会はその買春容疑で教団は捜索され、警察によって解体され、清らかな信者が路頭に迷うと忠告する。
アファゴンは教会の武闘派に病院のピクニックで節子を連れ戻すために襲わせて、捨て身のショック療法で武道の達人の源一郎を蘇らせて、治すという手段に出る。
アファゴンと節子は恩納ナベの琉歌をきっかけに結ばれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-17 13:36:58
36147文字
会話率:57%
東京の郊外豊野市の豊野警察署に青年の鈴木武が連れてこられた。
彼は警察署の署長の息子だったが詐欺グループに加わっており金の回収を行っているところを捕まった。
頑なにグループの事を話さない息子に苛立った署長は医師会のパーティーで出会った
医師大森の事を思い出し、電話する。
マインドコントロールをテーマにしたサスペンスここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-27 08:00:00
33804文字
会話率:51%