兄さんの書く小説が好きだった。脆く、繊細で、それ故に惹き込まれた。
だから私も創作部。に入部したのだ。
『何故、入部したの?』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
創作部。と今でして
きましたが、タイトルは決まってるので、こうしました。
プロットタイプです。
過去編利用して、プロットの書き方、設定の練り直しを行っていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 18:24:59
852文字
会話率:53%
耳を塞ぎたい。口を塞ぎたい。目を塞ぎたい。そして、心の穴を塞ぎたい。
主人公の瀬川華那(せがわはるな)は美術部の高校2年生。
華那は自分の意思に反して、過去のトラウマを度々思い出してしまう。
特によく思い出してしまうのは、クラス
メイトの女子たちから嫌がらせを受けていた小3の頃の記憶だ。
理不尽な嫌がらせは華那の心に一生残る深い傷をつけた。
華那の唯一の異性の友人である清水雪弥(しみずゆきや)。
華那は不器用な自分とは違って、器用な雪弥の事を心底羨ましく思っていた。
五月十五日。雪弥が華那が飼っている猫たちに会う為に自宅に遊びに来た。
遊びに来る直前、学校で雪弥の異変に気づいた華那は雪弥の事をとても心配していたのだが……。
思いの外、楽しい時間を過ごす事ができた。
安堵していたのも束の間、帰り際になって華那と雪弥の二人の間に不穏な空気が流れ出す。
やがて、雪弥は自分の悩みを打ち明けてきて──?
仲の良い部活の先輩と喧嘩してしまった男子生徒。
「怪物」に執着し続けて、虚無感に苛まれながら生きている男子生徒。
「過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)」という病気を患い、自殺したいと思うようになった女子生徒。
心優しい性格なのだが、自分を「異物」だと認識しており、排除しなければならないと思っている男子生徒。
過去に、男子生徒がクラスメイトに嫌がらせしている様子を目撃しながらも見て見ぬ振りしてしまった事を、ずっと後悔している女子生徒。
大切な友人を支えるために今まで生きてきたのに、ある日その友人の秘密を後輩に暴露して友人を追い詰めてしまった男子生徒。
そして──……過去のトラウマや苦手な音に怯えながら、毎日を過ごしている女子生徒。
みんな異なる悩みを抱えていて、「独りぼっち」で「もがき苦しんでいる」。
誰かと繋がる事で、凍ってしまった心がほんの少しずつでも溶けていったらどんなに良いだろうか。
……多分、懸命に信じ続ける事しか他に方法はないのかもしれない。
これは、未だ脆く繊細な10代の彼女たちの灰色、青色、鮮紅色、そして朱殷(しゅあん)色が醜くこびりついた物語。
※この小説は、『カクヨム』・『アルファポリス』・『エブリスタ』でも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 20:50:54
127699文字
会話率:34%
立葵中学校2-Bの生徒たちは、様々な問題を悩まされていた。
学校の成績を犠牲に、いいお兄ちゃんであり続ける恭。
複雑な家庭事情を抱えた由香。
将来への漠然とした不安を持ちながらも、日々勉学に勤しむ康人。
一人きりの時は、クラスとは違う一面を
見せる康人に惹かれる奈央。
誰とも親しくならない孤高の女子、撫子と友達になりたい里果。
クラスの中で浮いた存在と自覚して苦悩する撫子。
人から嫌われるのが怖い要。
クラス替えで大嫌いな生徒に囲まれた美幸。
ガラス細工のように脆く繊細な少年少女が、青年、女性になる軌跡を綴った短編集。
以下収録予定作品。
狭山恭編 「お兄ちゃんの鎧」
中塚由香編 「汚いワタシ」
伊高康人編 「まだ見ぬ夢」
鈴木奈央編 「誰かのために」
真野里果編 「憧れのあの子」
八田撫子編 「高嶺の花、または一匹狼、もしくはぼっち」
中村要編 「もうどうでもいいや」
瀬崎美幸編 「本当に嫌いなのは」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-04 12:24:31
5747文字
会話率:30%