プロトプテルス・アネクテンスの「たくあん」は、十数年の時を生き、大好きな飼い主に看取られて、天国へ逝った――――――筈だった。
しかし、彼女が目を覚ますと、そこは不思議な異世界でした……。
最終更新:2025-03-29 12:37:03
171974文字
会話率:51%
織女星(リュラ)が北辰の祝福を受け、南辰の水先案内人(カノープス)が極の宙で微笑む航海の女神(ポールスター)となって久しい。
空に青い大気の層が厚くあり、大陸があったのは、もう大昔の話。それらの大陸はすべて海へと沈み、今はかつて天にそび
えていたであろう山脈だったモノが、大海原に小さく散らばっているだけの、何も無い水の星。そのわずかに残るその大地でさえ、黒くすすけている。
人々はこの星で生きていくために、自らの叡智をそそぎ、巨大な硝子の玉を海に浮かべその中に暮らしていた。
少年と肺魚と機械人形は、まるで箱の船にも似た完全に管理された小さな世界で、日常を生きている。
改定版は「みずうみのうみの船-泡にたゆとう海の境(ウナサカ)へ-」の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-31 19:00:00
29850文字
会話率:43%
一つの湖、一つの島、一つの縦帆船しかない小さな箱庭のような世界のはなし。この世界は、宇宙に浮かぶ星の中にある。新たな故郷を探すため、遠い昔に作られた星の船。今となっては、それを知るのは、世界の管理を任された人の形をした人ならざる物だけ。
人々は小さな箱の中、のんびりほのぼのと暮らしていた。
主人公は、湖で唯一の船を持つ湖賊の少年船長。
船に乗り、数多の場所、人々と出会う運命にある彼は、知るかもしれない、うしなわれた幻想の海への道を。
隠された美しい母なる海の境、海界(ウナサカ)の行方を。
悲願の達成を迎えたとき、星の外に旅立つものたちは、はじめてみる海と空に浮かぶ故郷に、これから始まる長い旅路に思いをはせた。
そんな閉ざされた小さな世界のちょっとした謎と不思議と、何の変哲もないまったり淡々とした平凡で適当な、おかしな日常、意味不明系な話。
改定版は「みずうみのうみの船-泡にたゆとう海の境(ウナサカ)へ-」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-21 00:06:08
56895文字
会話率:33%