12歳という若さで王宮魔導師入りが確実とされた天才魔導師ジェイクは、魔物討伐のため、日々魔術の研鑽を重ねていた。そんな中、実家の屋敷で見つけた魔導書から、魔物の棲家――ダンジョンを効率的に潰す罠魔法へと辿りつくが、それが問題だった。罠魔法
は魔導師にとって忌避される術だったのだ。王宮魔導師入りの話がなくなるどころか、在籍していた王立魔導学院からも除名。王都からも追放されてしまう。だが、ジェイクは諦めずに以後も独自に研究を続け、数々の罠魔法を編みだした。
そして10年後。罠魔法の使い手として新たに歩みだしたジェイクだが、目的は昔からなにひとつとして変わっていなかった。ダンジョンを造り、強力な魔物を生みだす<迷宮の創造者>。その首を取り、ダンジョンを潰すことだ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-21 19:22:47
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会話率:40%
十五歳の少年、リュート・ドラウグル。
一人一つ魔法が使える世界で、彼が扱える魔法は『罠魔法』だった。
十人見れば十人がハズレだと思う魔法、しかしリュートはこの魔法に勝機を見出す。
火、水、風、土、雷……様々な属性の魔法を扱えるただ一人の魔術
師として、リュートは冒険者学園の特進クラスに合格してみせたのだ。
そしてリュートは同じ特進クラスの面々と共に、日々忙しなく学園生活を送っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-04 18:00:00
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会話率:37%