自らに正直であった。であるからこそ、律してきた。
少女は幼き頃からの願望、『一人一人の進歩』を願い、様々な知識を取得し、それによって願いを叶えるだけの力を欲した。で、あるというのに、何の皮肉か彼女は今王国軍、つまり神聖騎士団長を担ってい
る。
少年は空を欲し、諦めと諦観を嘯きながらも、足掻き続けている。
これは自らの願いを叶えるために、教会の根源を暴き、その形を変えようとする『利己主義者(エゴイスト)』達が、真実に到達するまでの、物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-11 20:17:20
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