幸せでない恋愛から、抜け出せないでいる千尋。
ある日、雑誌で目にした連載小説が、亡くなった友人の盗作であることに気づく。
千尋の匿名の訴えで受賞は取り消しとなったが、その後、千尋にDMが届く。
「気づいてくださる方を探していました。僕をど
うか止めてください」
伏せられた名前に疑念を抱きながら、わずかな痕跡をもとに相手と接触を図った千尋だったが・・・・・・。
・本作では、交際相手からの暴力の描写があります。
・筆者が苦手なので、性描写は仄めかす程度で、ほぼありません。
・主人公の友人の遺作(自死)から始まる物語ですが、これを推奨するものではありません。その詳細については、最低限に触れるにとどめています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 09:56:02
49767文字
会話率:29%