『堂島君にラブレターの代筆を頼むと、必ず恋が叶う』。そんな甘酸っぱくてファンシーな噂がまことしやかに囁かれる、緑森高校。二年の堂島駿介は、そんな乙女チックな噂話を聞きつけてやってくる恋する乙女(時々、男)達の相談に乗り、そしてラブレターの
代筆を承っていた。だが、乙女達は知らない。彼にラブレターを書いてもらうと言うことにいかなる意味があるのかを。そして、それを後悔する事さえ許されないという事を。乙女達の純情を弄ぶ堂島駿介の目的とは、一体何なのか。どんな恋も必ず叶えてしまう呪われたラブレターがもたらす数々の愛憎劇に彩られた、堂島駿介の青春物語です。
***この小説はラブコメの皮を被ったなにかです。キャッキャウフフは期待できません。***毎週日曜日の夕方5時に更新します。***全六話構成の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-02 17:00:00
164715文字
会話率:45%