ある日空を見ると、昼間の月のような見た目の巨大な隕石が迫っていた。
21XX年。AIが細胞培養技術の発展によって本物の肉体を得て、人類と共に生活するのが当たり前となった世界。
AIのサクヤと同居し、自身もAI専門のサナトリウムに勤務する医師
、碧の元にもついに『宇宙船 NOAH の乗船に関するご案内』が届く。
宇宙船に乗れる権利、それは
【人間であること】
血の通う肉体を持つAIたちは、自分たちも【人間】であるとして宇宙船に乗る権利を声高に求めるが、政府、分科会は権利の条件を【人類】と修正し、議会が紛糾極める中で、ついに地球滅亡まで七日を残すばかりとなっていた。
一方で政府は、【人類】が去った後の地球で生き続けるAIの治療を行う医療従事者の募集を始めた。碧の勤務するサナトリウムにも、最低一名の協力を要請する通達書が。
これは、【人間】が終末を迎えるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-17 12:53:51
8966文字
会話率:64%
理事長の個人的実験を行うという職務内容で学園に採用された赤城。彼女の任された実験は「Bカビの哺乳類への有用性の証明」というものだった。
とりあえず手順書に従い実験を進めていたある日。赤城は不思議な光景を目の当たりにする。
※挿絵有り
最終更新:2015-07-24 10:32:21
4044文字
会話率:15%
住宅街にある小さな公園。ベンチには、大きな耳、大きな手、大きな足を持った世界で一番有名なキャラクターが座っていた。
21世紀にはいり、劇的に進歩した生命工学という魔法で生み出されたキャラクター生命体。
しかしその生命は違法な手段で作
成された野良だった。
社会の隅でひっそりと生きそして静かに死を待つだけのニセモノの運命は…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-18 02:03:28
4433文字
会話率:3%