地球なら競馬場だが、異世界なので競竜場で競竜が行われている。ぐふっ***貴族令嬢が4人、あこがれのお姉さまが竜騎手をしているので、その竜に賭けるのだが。いや、お嬢さん方、ちょーっとそれは~。人生を竜に賭けるのはお勧めしないけどなぁ・・・・・
・。明日はダービー・デイ。府中に集まるファンに捧げる一作です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 09:39:20
13673文字
会話率:28%
幼くして母親を亡くしたアンカルシア・ケーハーは、未熟なまま早ばやと望むことや欲を失くしてしまう。大商家の跡取りである父親が気晴らしにと連れて行ったのは、競竜場であった。生前の母から人と竜が共にいることは、特別な事だと教えられていた彼女は大
変に驚く。母から聞かされたおとぎ話であったはずの大切な思い出は、彼女にわずかな、さりとて確かな欲望をもたらした。愛し子たる一人娘の願いを叶えるために、大商家の持つ財力と縁故の限りを尽くして、希少な白竜が生まれる可能性のある卵を手に入れる。しかし産まれた子は彼女が望んだ白竜ではなかった……。これより紡がれるお話は彼女とそのまわりが織りなす、アンと白竜の物語である。竜を信じろアン。アンを信じろ竜。だれよりはやく空をかけろ。少女と竜の物語がはじまりの金管を吹き鳴らした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 21:21:48
2209文字
会話率:10%