一つの王国で反乱が起きた。
歴史あるその国の王城はたった一夜で焼け落ち、城の者はほぼ全員討たれた。
逃げ果せた者はただ一人。国王の愛娘だけであった。
彼女は突然の惨劇に嘆き、困惑し、錯乱し、それでも前へと進む。
己を生かした多くの者に応
えるために。己が背負う責務を果たすために。
目指すは婚約者が待つ隣国。越えるべきは凶悪な魔物犇めく「闇の大山脈」
その行為が正しいのか間違えているのか。それすら判らず、ただ突き進む。
頼りになるのは一振りの魔剣「巨人の干物」
それのみである。
※本編完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-12 20:45:38
70846文字
会話率:9%
空を覆う不気味な雲。街を襲う惨劇。日常が非日常に代わる時、彼らに抗う術(すべ)は何もなかった。
最終更新:2015-12-29 22:36:06
18492文字
会話率:33%