いつまでも続くと思っていた日常は呆気なく終わりを迎えた。
友人と別れた帰り道、唐突に災厄は降りかかる。瀕死の重傷に陥った少女が出会ったのは美しい銀髪のヴァンパイア。運よく命を助けられ、代償に人間としての人生を失ってしまった。大切な家
族や友人のことを想うが、もう人間として歩むことはできない。
新たな家族である銀髪の恩人に連れられて、少女はヴァンパイアの世界へと足を踏み入れて行った――。
※2018/10/20…更新日は明確に決めていませんが、更新頻度は1ヶ月~2ヶ月に1話程度になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-30 17:00:00
149994文字
会話率:40%
遥か昔、神族と魔族の間で10年毎にお祭りが行なわれていた。
『理』の魔法を唱え不死になり決闘をして、通貨の価値や領地を奪い合っていた。
現在、神族と魔族は種族間の壁がなくなりお祭りも過去の遺物になってしまっていた。
"争いは会議
中と食事中でしかおきない" 神族,人間,賢者アルケス
世界地図の中心、メルカント。
七色の都市と呼ばれて、石造や木造、土造、果ては水を魔力で固定させた建物さえ並ぶ。
街の中心には、田舎の一軒家を越えるほど大きな噴水が水棲の種族に安らぎを与えている。
その周りを個性の強い商店が自己主張をしている。
そこを回るだけでも歩いて2日は掛かるという規模があり、噴水と商店の間にさえ露店が割り込んでいる。
そんな活気盛んな中心地から歩いて15日程、メルカントの端の端。
この物語の始まりの場所へやってきます。
ここは向こうの様に個性が強くはありません。
年をとった木造の家、薄汚れたレンガ造りの家、道には所々凹凸があります。
小汚い家が寂しく並ぶ建物に、ひっそりと小さな看板がたっています。
"ウォースポーツ連盟"
「昔のお祭りをスポーツ感覚で楽しく盛り上がりましょう!非日常の現実始めてみませんか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-27 16:23:52
4590文字
会話率:35%